STAGEにひとこと言いたい
~はじめに~
このお話は2人のアイドルの間で揺れ動くキモオタが、この夏、それぞれどんな角度から知念侑李くんと菊池風磨くんを見たのか?という全米が呆れるほどくだらないお話です。
皆さま、ご無沙汰しております<m(__)m>
どうも・・・知念くんを陰ながらひっそり見守っている忍びの婆こと、ほしみ子です。
”陰ながら見守る”とか言いながら、もしや、このババァJUMP魂へ行ったのか?その知念の団扇はなんだ?!と思われるかもしれませんが・・・
ええ、行きましたよ。
だって、陰ながら見守るってこういうことでしょう?!
食いつき感。
風磨くんのソロ魂は言わずもがなサマパラ(TDC)へ行ってきたのですが、JUMPはサンドーム福井へ行ってきました♪
まずはサマパラへ行ってきたお話から・・・
の 前 に !
皆さんはご存知だろうか?
私がサマパラへ行く数日前・・・
全米と全私が震えたこちらの事件を・・・
2017年7月31日
中島健人ソロLIVE『Mission:K』に知念侑李が来場見学
知念くんが見学だと・・・?
しかも一人で・・・?
サイフ兼保護者(山田涼介)、シモベ兼付き人(岡本圭人)がいない中、たった一人で見学に来たんですか・・・?
えええええええええええええ(驚)
レポを読んで更にびっくり!
な、なんと知念くんが座らされていた席が第1バルコニー3列(=実質バクステ最前)とな?!
俗にいう視界良好=色んなオタクからの視線が刺さる公開処刑席ですw
(※サマパラは第2バルコニーにも見学席がありまして、そこは柵?で囲われている安全地帯(笑)なんです。風磨くん公演では、山Pや村上先輩やニカちゃんたちはそちらに座っていらしたのですよ。なので知念くんもそこで良かったと思うのですが・・・)
け、健人くん、なぜそんなところに知念くんを座らせたんや・・・。(´д`lll)
まだまだ可愛いキャラで売っていきたいのに、おっさんくさい一面や色気ダダ漏れ具合が世間にバレたらどうするんですか?!(泣)
『低身長だけど、コドモじゃない。』
主演:知念侑李
で映画化決定!
(溢れ出るオス感)
なんて事態になりかねませんよ(汗)
そして、レポの続きを見て我が目を疑いました。
知念侑李、MCに強制参加
嘘だろ・・・
け、健人くん、なぜそんな無茶ぶりを・・・。(´д`lll)
あの子がスベったらどうするんですか?!(モンペあらわる)
これからツアーが控えているのに万が一、盛大にスベり、それがトラウマとなって、喋れなくなったらどうするんですか?!(健人くんに詰め寄るモンペ)
2015年、夏。
あの日の大阪は暑かった。
(※ここからBBAの懐古劇場はじまります、てか、もう始まっています)
MCも終盤に差し掛かったというのに、彼は全く喋ろうとしなかった。
そんな彼を見かねた他のメンバーが「知念、今日喋ってなくね?」と気をきかせてくれて、彼はようやく重い口を開いた。
(アコギギターを抱えている岡本圭人を見ながら)
知念「ギターみたいなBAGだね」
もう一度言う、あの日の大阪は暑かった。
しかし、彼の一言で会場中が凍り付いた瞬間を私はきっと忘れないだろう。
(ほしみ子 著「ウチの自担はMCができない」より抜粋)
大体、マイクの音量調整は大丈夫なんでしょうか?!(再びモンペあらわる)
知念くんの声はそんじょそこらのマイクじゃ拾えないくらい繊細なときがあるんです!
バラエティー番組のプロデューサーさんから「声が小さい」と超初歩的なダメ出しをくらうほどガラスのハートならぬ、ガラスのvoiceなんです!
超高性能マイクの準備お願いしますよ!
また、知念くんの声が震えはじめるorDAIGOさんのマネを始めたときは、ただちにMCを中断させてください!!!!それが彼の限界値です!!!!(モンペフル稼働)
さらにレポを読み進め、私はついに言葉を失いました。
見学席から客席を通ってメインステージに上がるという過酷な試練を与えられた、ちねんゆうりくん(23ちゃい)。
はぁ?過酷な試練?それくらいで大げさな・・・と思う方もいるかもしれませんが・・・
言っておきますがね、知念担、いいえ全JUMP担の9割は知念のモンペなんですよ!(わたし調べ)
保護者や付き人なしで見学に現れたってだけでハラハラドキドキなのに、MCまで参加だなんてはじめてのおつかいならぬ、はじめての見学シリーズが始まっちゃうんですよ!(なぜかキレぎみ)
しかも知念くんに客席を歩かせるだなんて。。。
そんな無茶な・・・(絶句)
知念くんが本当に通ったの?あの客席通路を・・・?(震)
え?大丈夫だったのかな?。(´д`lll)オロオロ
知念くん、無事だったのかしら・・・(>_<)
な状態になりましたよ(汗
どうして私がこんなに心配したかと言いますと、サマパラの通路ってね、こんな感じなんすよ。
↓↓↓
通路どこや!?(笑)
な状態w
私も今年初めてサマパラに参戦して驚いたのですが、通路がすごく狭くてもちろん柵なんてないんですよ。
知念くんは恐らく、ピンクで囲んだ辺りを通ったのだと思いますが、想像しただけで・・・・
・°・(ノД`)・°・
話が前後して申し訳ないのですが、風磨くんのサマパラでは田中樹くんがお客さんに田中君のセクシーゾーンを触られたみたいな話をしてたのですよ。
ほら、言わんこっちゃない!
やっぱりサマパラの通路は危険なのですよ(汗
知念くんのセクシーゾーン、いや、失礼・・・
知念くんの股間は無事だったんでしょうか?!(※真面目に聞いています)
本当にね、それが心配でなりません。(※至って真面目に聞いております)
知念くんが来ると事前に知っていたら、私はあの日、Misson:Kにお邪魔してこんな感じに知念くんを守りたかったです(泣)
♪エンダァアアアアアアアアアアアア
(この曲はもしや・・・?)
知念専任ボディーガードになり、知念くん(の股間)を守りたかった(泣)
愛する人(の股間=K)を守る、それがボディーガードの務め・・・
そう、これぞまさに・・・・
Mission:K
である。
-END-
盛大にふざけてしまいましたが、健人くん、知念くんを呼んでくれてセクシーサンキューでした。
レポを見る限り、知念くんがスベることはなかったのかな?
むしろ、健人くんがボケてきて知念くんがバッサリ斬り捨てるみたいなやり取りがあったようですがw
MC参加という貴重な経験だけでなく、ツアー前に健人くんのステージを見れて、きっと得るものがあったんじゃないかと思います(^^)
次は是非、健人くんがJUMP魂へいらしてくださいね(^_-)-☆(お前誰だよ)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
さあ、ここからがようやく(笑)、本題です。
知念侑李と菊池風磨、下から見るか?横から見るか?(前編)
まずは風磨くんを見たお話から。
Summer Paradise 2017 菊池風磨 ソロLIVE 「風 is I ?」@TDCホール
こちらが、先日、重大ミッション「Mission:K」が繰り広げられた現場です。
中はこんな感じでした。
↓↓↓
撮影下手くそか!笑
相変わらず、カメラアングルがイマイチな私w
これは上手く撮れました(^_-)-☆
(正面から撮っただけな)
そうそう、私、STAGE魂のときは自分の中でテーマを決めてストーリー性のある団扇を作成し、それを順番に風磨くんに見せていくっていう新しい試みに挑戦したんですが、これが結構うまく型にハマりまして。
時系列ごとというか、本当にその時しか使えない団扇もあったので、その日に見てもらえなかったらお蔵入り・・・なんてときもありましたが、今も団扇を見ると風磨くんの反応や表情、仕草はもちろん、会場の光景、さらにはその日の天気まで鮮明に記憶が蘇ってくるんですよ。
なんかこう、過去の団扇が思い出アルバムみたいになっているんですね。
いつでも使える万能な団扇もいいけど(知念くん用はこっちのタイプが多いかも?)、使い切りだけど、その時だけの特別感がある団扇もいいなぁ、と。
なので、今回もテーマを決めて団扇を数枚新調しました!
今回のテーマは・・・
「ふうまくんと過ごす最初で最後の夏」
です。
これにはいろんな意味がありまして。
単純にサマパラ(ソロ魂)が今年で最後かもしれないって気持ちもあったし、あとは自分の心境ですかねぇ。
正直、6月以降は風磨くんへの気持ちがダダ下がり状態で友達からも「今、ほしみ子ちゃんの心の中にふーまいる?!笑」「もはや、知念くんへの気持ちを再確認するためのただの通過点になってない?爆」と聞かれるほどw
いやいや、通過点だなんてそんな・・・
せめて通り道と言って下さいよ(;^_^A
(同じだろーが)
本当にそれくらい風磨くんへの熱が下がっていたし、それとは対照的に知念くんへの想いが再燃していたことも事実です。
(忍びの国や10000字インタビューを見て泣きそうになり、情緒不安定になったときもありましたw)
それから、風 is I ?のコンセプトが「明日死んでもいいくらい、今、このときを悔いなく生きる」みたいな感じで偶然にもちょうど自分の気持ちとリンクしていて。
と に か く !
明日以降のことはどうなるか分からないけど、サマパラは思いっきり楽しもう!最高の夏にしたい!後悔しないように・・・!
って決めてたんです。
そんなわけで、作った団扇は・・・
彼女感を出してみました(テヘ☆)
(なぜそうなる)
いや、だってね、前記事にも書きましたが、風磨くんのファンサスタイルってね、彼氏感()強めなんですよ。
なので私も彼女感を出してみよう、うん、そうしよう( °∀° )/って流れになりました。後悔したくないのでやりたいことはやっちゃおう!的な?
(さぁ、話が変な方向へ進んでまいりました!)
最初は浮かれたお花畑系(ハートマーク必須)からスタートさせて、後半になるにつれて重い長文(嫌がらせレベルの文字数)になるっていう、いつも以上に気持ち悪い団扇が出来上がったので、友達からは、
「え?それ見せてどうするの?!笑」
「ふーま、反応に困ることない?!ww」
等と言われましたが・・・
え?風磨くんの反応?
正直、ツアーのときと違ってガッツリ分かりやすい反応が返ってくることはなかったので、読んでもらったかそうじゃないかの基準は微妙なんですよね~。
だけど、例えば明らかに団扇に視線来てるなってときに、読み終わったかな?ってタイミングで口角が「フッ」って上がって口元が緩んでたりすると(風磨くんのあの笑い方好きだなぁ)、あ、ちゃんと読んでくれたんだな、って思うようにしました◎
(鼻で笑われた可能性もありですけどw)
まぁ、こんな感じで自己満足ではありますが、思っていた以上に、まずまずの反応(勘違い上等?)が貰えたかな?って感じでした◎
で、菊池風磨、どこから見たか?
って話ですが、入った公演はすべてアリーナ席だったので、常に風磨くんを下から見ている状態だったのですが、あのね、見えそうなんですよ
JUMPの愛ingとサマリーをカバーしている場面なんですが、、、
風磨くん、脚ほっそ!
いや、細いのは知ってましたけど、一段と細く見えたし、それ故ショートパンツがぶっかぶかでね。
ローラースケート履いて転びそうになったり、なんなら転んだりするものだから、風磨くんのパンツ余裕で見えるやん!って話なんですよ。
ここから先は少し真面目に語ってもいいですか?
自担のパンツ、下から見るか、横から見るか?って話なんですけどね(すでにタイトルからふざけていますが?)。
まず、風磨くんのパンツを見たいか?と問われたら「うーーーん(悩)」っていう。
しかし、私は知念くんのパンツ(パ○チラ)は死ぬほど見たいんですよ(は?)
見たくてたまらないから、過去にこんなこともしていました。
(※キモオタの仰天行動まで3秒前)
↓↓↓
↓↓↓
↓↓↓
ほんの少しのチラリズムも逃さない(`・ω・´)キリ
ぶっちゃけこういうシーンとか一時停止して画像を拡大保存してまで、知念くんのパン◎ラをみようと必死なわけですよ。
あとは、こういうこともしていましたね。
ほんの少しのチラリズムも逃さない(`・ω・´)キリpart2
これはね、完全に透けていない感じがたまらないんですよ。
目を凝らして、Tシャツの奥に潜む突起物を見ようと試みましたね(カス)。
このように見えないモノを見ようとする・・・
それがエロの原点だと思うんです。(※真面目に言っております)
普段、きっちりと衣装を着こなす知念くんだからこそ、見えそうで見えないモノがより輝いてみえるのですよ。そして、興奮度もUPするわけです。
一方の風磨くんはどうでしょうか。
割と普段から、おっぴろげ・・・いや、失礼、露出狂(もっとダメな言い方例)の一面がありますので・・・
ほら、ツアーのソロコーナーもこんな感じだ
ったのですよ。
正直、知念くんと違ってあまり有難味を感じられないというか、風磨くんがショートパンツを履いたからと言ってもさほど特別感はないかな・・・( ´_ゝ`)っていう。
まぁ、、、ね?
見ましたけどね?
うん、見た。
ものすっごい見ました。(フォント大)
(結局、見たんやないかい!)
「据え膳食わぬは男の恥」
なんて言葉もありますからねぇ。
目の前にあるエロの対象物を見ないのは、キモオタ失格だと思い、有難く拝ませていただきました(どこまでもカス)。
こんな感じで訳の分からないヘリクツなんぞを唱えながら終始、下から風磨くんを見ていた私ですが、一瞬だけ、違う角度から見ることが出来ましたことをここに、ご報告いたします。
これ彼氏感()というか、もう完全にあれですよね?
風磨くん、私たち付き合って(略
やじ馬根性で手をぶらつかせていただけなのに、まさかの展開に一瞬、何が起こったかわからずリアルに腰抜かしそうになりましたww
で、このときの風磨くんを見た角度がこんな感じなんですが・・・
↓↓↓
顔を傾けて斜め45度から覗き込んでくる爆モテ彼氏感(死)
BBAの目線に合わせてこうなったと思うのですが、知念くんでは有り得ない角度です(身長的な意味で)。
ちなみに風磨くんの手は大きくてゴツいイメージがあったのですが、とっても柔らかくて優しく包み込んでくれる感じでした(ギャップ死)。
最期に一言いいですか・・・?
風磨くん、やっぱり私たち付きa(ry
文字通り最高の夏になりました、もう悔いはないです、、、(遺言)
そんなこんなで私のサマパラは幕を閉じました。
他にも「ん、もぉ~、、、風磨くんたら?」や「風磨くん。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。」みたいなお花畑案件から、「ちょw今の何?ふうまくんワロタ」や「菊池(よびすて)wwwwww」な腹痛案件(笑)もあったのですが、これに関しては稲川淳二さんもびっくりな「本当にあった怖い(気持ち悪い)話」になりかねないので省略しますねw
【検証】菊池風磨、どこから見るか?@TDC
【結果】主に下から。一瞬だけ正面斜め45度から。
となりました。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ねぇ、ふうまくん。
ふうまくんは最高の夏になった?
悔いはない?
聞くまでもない・・・よね
大好きな仲間と最高の夏を過ごせたんだもんね
そんなふうまくんの姿を見れて、わたしも幸せだったよ
最高の夏にしてくれてありがとね
ふうまくんを好きになったこと
きっとずっと忘れないよ
ありがとう
大好き。
ここを出ると、わたしの夏と短い恋が終わる__。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
さぁ、次は福井で知念侑李をどこから見たか?って話なんですが・・・・
薄々お気づきの方もいらっしゃるでしょうけど・・・
ここまでかなり長文になっております・・・(迫りくる文字数制限の壁;)
前半の股間の話が長すぎましたorz
前回の失敗もあるので、できれば1記事にまとめたかったのですが、難しかった(´ε`;)ウーン…
引き続きBBAのくだらない話にお付き合いいただける方は後編でお会いしましょう。
じゃ、皆様ごきげんよう!(逃亡)
STAGE こたえていく。かなえていく。
★今日のベビメタ
本日8月22日は、2012年、「ド・キ・ド・キ☆モーニング」MVが100万ビューを突破した日で、2015年には、フジテレビ「めざましテレビ」でBABYMETALが報道された日DEATH。
「巨大キツネ祭り in JAPAN」の開場時間が変更になったとのメールが公式より届きました。金属探知機による検査を厳重化するという理由で、当然の措置と思います。
問題は物販ですけど、サマソニでもプラチナの利点を生かせず、Tシャツを買えなかったぼくとしては、東京ドームと同じようにThe One限定の事前予約制にしてほしいと思いますな。現場で買えないとなると、The Oneに入るメリットが出てきますし、受注生産なら無駄も出ないでしょ。オークション転売も防げますし。
9月26日・27日さいたまスーパーアリーナ、10月14日大阪城ホール
→開場17:30 開演19:00
10月15日大阪城ホール
→開場15:30 開演17:00
また、巨大キツネ祭り最終日の翌日、ライブ・ビューイングが行われることも公表されました。
10月16日18:00開場19:00開演
東京Zepp Diver City
名古屋Zepp Nagoya
大阪Zepp Osaka Bayside
サマソニ参戦記の続き、というか朝から、順を追ってご報告いたします。
幕張会場は、大きく幕張メッセ(屋内)とマリン(ZOZOマリンスタジアム、ロッテの本拠地)の2つの会場に分かれている。距離は600-700メートル離れている。
一般のリストバンド交換所は、両方にあるのだが、プラチナチケットのリストバンド交換は、メッセ会場前しかない。
一方、物販所は、サマソニ2017のオフィシャルグッズだけの所とアーティストグッズも併設された物販所がある。メッセ会場のアーティストグッズ物販所は、リスバン交換後、入場後でないと行けない位置にある。
今回はプラチナなので楽勝と思って、開場1時間前の8:00にまずはリストバンド交換所前に並んだ。ところがプラチナ列はベビメタTシャツを着た方がほぼ半数という状況で、一般列の数倍の長さになっている。8:30に交換が始まったが、一般はすいすい行くのに、プラチナの方が遅い。
ようやく腕にプラチナのバンドと、R側入場を示すオレンジのリボンをつけてもらったところで、致命的なミスを犯してしまった。10:15のPasscode始まりで、物販はメッセにもあるから、入場したらアーティストグッズ売り場へ行き、プラチナ特権でベビTも買えるだろうと思ってSonic Stage入場待機列に並んでしまったのだ。実はベビTはマリンにしかなく、それも30分で完売という状況だったのだ。本当はプラチナバンドをつけてもらったらすぐにマリンへ行き、物販列に並ぶのが正解だったのだ。快適なシャトルバスでさえ往復を回避したジジイの大失敗である。
まあ、グッズと最前列に執着しないというのがぼくのスタンスだから、いいとしよう。
Sonic Stage待機列の前には、チェスター・ベニントン追悼のモニュメントがあった。彼の死によって、BABYMETAL同様、大物バンドであるリンキンパークとアメリカ巡業をする予定だったOne Ok Rock兄さんたちのツアー予定がふっとんでしまった。
いろんな事情があるのだろうから、自殺したことをあげつらっても空しいだけだ。黙とう。
入場後、アーティスト物販所に直行。プラチナ列に駆け込み、「ベビメタTはありますか」と聞くと、黄色いスタッフシャツを着た若いおねいさんは「邦楽ですか?」と聞く。「へ?」「どちらの会場に出演されますか?邦楽のアーティストさんは出演会場の物販所にしかないので…」とのこと。選択を間違えたショックと、アルバイトとはいえ、スタッフのおねいさんがメインステージの2ndヘッドライナーのBABYMETALを知らないことの二重のショックを受ける。
ここからマリンへ行って、10:15までに戻ってくることは可能だ。だが、その時点でベビTが残っているかどうかは、昨日の大阪の状況を考えればほぼ絶望的だろう。
仕方ない。ソウル、大阪ドームに続いて、グッズ断念。今日見て気に入ったバンドのグッズを買って帰ろう、と気持ちを切り替えた。
Passcodeのステージに入る。一般の最前列付近はまだまだ少なく、柵前2列目に立てた。だが、今日は長丁場になるし、朝から1時間立って、圧縮に耐えることを考えると、きついなあと思い直し、外でタバコを喫ってから、下手のプラチナエリアに入りなおした。柵前に陣取ると、ベビTを着たスキンヘッドの男性が、「少ないですね」と話しかけてきた。今日一日の友となるUさんである。ぼくもレッチリトーテムTを着ていたのでメイトと認識してくれたようだ。彼は40歳で独身。東京に実家があるが、仕事場は名古屋とのことで、有休をフルに使って、ベビメタのライブに足を運ぶ、メイトさんの鑑のような方だ。身近にはメイト仲間がいなくて基本ボッチ参戦、ベビメタはアイドルであるという信念の持ち主でもある。気が合いますね。
徐々に増えてくる観客のうち、3割くらいはベビメタTを着ている。オープニングアクトらしく、若いメンバーによるバンドのリハーサル、照明の調整が延々と続く。
定刻10:15、イントロに続いて上手袖から、Passcodeの4人が飛び跳ねるようにステージに登場。
セットリストは以下のとおり。
1.Miss Unlimited
2.Bite the Bullet
3.Trace
4.Axis
5.Club Kids Never Die
6.Seize the Day!!
7.One Step Beyond
1.から3.までは、最新「Zenith」からの選曲。今のPasscodeの思いや勢いを象徴する曲だ。CD音源では、オートチューンで加工されたアイドルロボ声と今田夢菜のグロウルの混沌が強調されている気がしたが、実際に見ると全然違った。
南菜生、高嶋楓、大上陽奈子が交互に取るボーカルは、オートチューンが最小限に抑えられ、みな素晴らしい歌唱力だった。特にポニーテールにした大上陽奈子の声質・ピッチは特筆もので、よく伸びる高音と遠くへ届く表現力を持っていると思った。
そして、ショートカットを振り乱し、かがみこむようにシャウトする今田夢菜のグロウルは、透き通った声の3人に対して、心の底から訴えかけるような切なさに満ちた、このように表現するしかない少女の純情の表現のように感じた。
そう、Passcodeにまず感じたのは、純粋で、ひたむきで、アイドルらしい清純さにみちた真摯な表現者であるということだった。
ダンスも素晴らしかった。振付も手作りなのかもしれないが、変幻自在に変わるテンポに合わせて、きっちりとフォーメーションが考えられていて、動作もよくキレている。
へそ出しの未来人っぽいコスチュームも、曲調に合っている。
ロックの魅力が、どうしようもない素行の不良少年の純情にあるように、アイ
ドルとはまずもって清純でなければならない。だが、テレビに出てくる「アイドル」の多くに、ぼくは「売らんかな」の打算とか、私生活の不潔さとか、水着とか握手の接触を厭わない上昇志向の下品さ――を感じたりもしてしまう。
Passcodeだって握手会やサイン会をやるし、メジャーになりたいという上昇志向はあるのだが、それが下品ではない。純情でひたむきで、すがすがしいのである。
それは、平地孝次プロデューサー以下、若いスタッフが、経験不足のプレッシャーと闘いながら、やはり真剣にアイドル界・音楽業界、そして世界と対峙しているからだろう。
「儲けるためのシステムづくり」ではなく、「良い作品」を作ることがメジャーになる第一義であるというごくごく当たり前のことが、このチームには貫徹されていると思った。
4曲目「Axis」と5曲目「Club Kids Never Die」はインディーズ時代からの曲。クラブシーンに音楽的ルーツを持つバックグラウンドがよくわかる。
ここで南菜生は気合の入りまくった表情で、客席をどんどん煽っていく。
客席は1曲目からMosh、ダイブの嵐だったのだが、Sonic Stageの半分くらいを埋めた観客の中に2つ、3つとできたサークルピットの渦がさらに加速する。やっぱり、ジジイにはプラチナでよかった。
そして、南菜生は叫んだ。
「いつかかならずメインステージに立ちます。その日まで応援してくれますか!」
昨年、サマソニに初出演したPasscodeが立ったのは、2012年のBABYMETALと同じく、フードコート脇のミニステージだった。前後するが、12:15からのTOTAL FATが終わった後、マリンに移動するためにフードコートを通ったとき、ジャングルステージという名前になったその場所で、Cy8erというアイドルグループがカラオケで踊っているのを見た。
タイムテーブルによると、アイドルグループが入れ替わり立ち代わり出てくるショーケースプログラムだったらしい。
すぐにショーが終わってしまったので、階段を昇っていくと、PAコンソールが置かれたステージの下手に当たる袖が上から丸見えだった。女の子たちは、そこで水を飲んだり、汗を拭いたりしていた。
BABYMETALも、2012年にはここで、「ド・キ・ド・キ☆モーニング」を歌い踊っていたのだ。だから中学1年生だったMOAはフードコートの後ろの方で「ご飯を食べている人が見えた」と言ったのだ。
それが、今年はFoo Fightersと並んでメインステージに立つ。BABYMETALは、ここから始めねばならないすべてのアイドルのロールモデルになったのである。
南菜生のコールにこたえて、観客は「ウォー」と雄叫びを上げた。
フィニッシュ曲は、「Zenith」からの「One Step Beyond」。
―引用―
「♪There was nothing I couldn’t get over, so I sing. To prove myself that this feeling wasn’t a waste. もう嘆く意味はいらなくて」
「♪とめどなく僕らなりの明日を築く 刻む未来 新たな嵐求めて」
「♪どんな気色見えるのだろう未来図を握りしめて 色あせた僕らの過去に別れ告げ 望む未来願いを描いて」
―引用終わり―
見えない未来へ向かって挑戦し続ける若者たちの決意と不安と希望を歌った曲だ。
Passcodeは、4つ打ちのEDM+ラウドロックというフォーマットの楽曲で、BABYMETALのメタルとはやや異なるが、歌唱、ダンス、よくできた世界観で統一された、真摯なプロダクトである。この完成度は日本代表になりうる。何より音楽としての純粋性がある。ぜひとも欧米で勝負してほしい。EDM系のフェスが似合うと思う。
Passcodeの終演後、喫煙所に向かいながらUさんが「よかった。タワレコ名古屋のイベントに行けばよかった」とおっしゃったので、ネットで調べたPasscodeの成り立ちを話していたら、ひとりのハッカーさんが、「南菜生は結構前からベビメタ現場で目撃されている古参メイトですよ。」と教えてくれた。
公になっていない情報なので、その真偽を南菜生本人に直接聞いてみた。
え?直接?
ハイ。都内某所で南菜生に会って話し、メンバー全員と握手もしちゃいました。
(つづく)