説教の通販ショップを収集、いろとりどりの商品が沢山入荷してます。
BABYMETALファンの友人がお盆の為帰ってきたので、久しぶりに会う事になりました。
説教通販ショップ
今日が最後の“レンタル彼氏”
そして、この子が最後の彼女。
偶然なことに彼女も恋人ができて“レンタル彼氏”を今日で卒業する。
彼女は俺とデートしに来たわけじゃなく最後の挨拶に来たわけだ。
お互いに『幸せになって…元気で』と、別れ際に“さよなら”のハグ。
離れた瞬間、後頭部に“バシっ!”と一発!衝撃で前につんのめった。
「あ、いで~誰だよ~…ドンヘっ!」
「ひょぐぅぅぅ」
叩かれた部分をボリボリ掻きながら振り返ると、うっすら涙目のドンヘがいた。
「あははは…は。お前、涙目だぞ」
「たぶん…俺はヒョクが思ってるより焼きもちやきだったりする」
「いや…思ってた通りの焼きもちやきだけど。おいでドンヘ~ハグしよう」
「ヤダ…あの子の後にハグしたくない」
「でもでも、ドンヘがハグしてくれないと、
俺のココにはあの子の感触が残ったままになってるけどいい?」
「それもヤダ…そこは俺の場所だし」
大人しく胸の中に納まった。
「ドンヘ、あの子ね彼氏できたんだって。
だから今日でレンタル彼氏は卒業するって挨拶しに来てくれたんだ」
「そうだったんだ…」
「そう。さっきのハグはサヨナラのハグ。
そんで…俺も今日で“レンタル彼氏”は終わり。ドンヘだけの彼氏になりますっ!」
「俺だけの…俺だけの彼氏?」
その後、次の仕事が見つかってないことを正直に話すと、何故かドンヘは喜んだ。
「ヒョクっ!実はねパン屋の二階、俺が住んでるとこ!パン屋の社長夫婦が恋人ができたら一緒に
住めるように物置だった所を部屋にしてくれたんだ!
そんで、もう一つ!前はパン売ってるだけだったんだけど喫茶スペースも作って、
お店大きくなったんだ。従業員募集中ですっ!」
「マジ?俺…パン屋で働けるかな?」
「大丈夫!パン職人はいるから俺とヒョクは接客とかすればいいの。俺が社長さんに推薦するから!」
「ありがとドンヘ。俺、頑張るから」
数日後、付き合って何カ月も経つのに初めてドンヘの働くパン屋、
そしてドンヘの部屋へ行くことになった。
車の窓から見える景色は、すごく懐かしい景色だった。
「懐かしいな…俺さぁ、何年か前までこっちの方に住んでたんだ。あんまり変わってないな」
「へぇ~そうなんだ。もうすぐ着くよ」
それから数分走った所で車は止められた。
俺の目が点になる。
「ヒョク!じゃじゃ~ん!ここですっ!俺が働いてるパン屋さん!」
「……。」
「可愛いパン屋さんでしょ!ふあっ社長さん夫婦が来てる!早く行くよっ」
「あ…はい」
目の前に立つ社長さん夫婦とは…俺の両親。
そして、ドンヘの働くパン屋とは、両親が経営するパン屋の1号店で、
俺が大きくなるまで住んでいた元実家。
パン屋の後を継ぐのが嫌で家を出たのに…何の因果か恋人ドンヘが1号店の店長候補。
『出て行ったヤツが!』
と、説教されるの覚悟で自己紹介。
「ドンヘの彼氏イ・ヒョクチェですっ!」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
皆さん!お元気でしたか?
忙しくて、忙しくて。
遅くなりました(汗)
何書いてたかも忘れるとこでした。
長くお待たせした割に、こんな終わり方ですみません。
もっと、素敵なお話が書けるように努力しますっ!!