説教の通販ショップを比較、通販でないとピンときにくい、そう思いませんか?

563話「たすけて!」(通算第257回目)

 

 

ストーリー

竹本と澤村は早朝の通報で派出所に駆けつけたが、通報はイタズラだった。

竹本が道を歩いている最中、緑荘から紙が投げられた。

紙には「たすけて」と書かれており、中にはキャラメルが入っていた。

竹本は監禁の可能性を考え、藤堂に連絡したが、緑荘のどの窓から投げられたかは断定できなかった。

竹本と澤村は緑荘全体を調べることとした。

101号室の住人の石田一家は、夫人と3歳の娘がおり、夫人に事件と無関係であると突っぱねられた。

102号室の住人はサラリーマンの夫と妻だった。

103号室は空き家になっていた。

104号室住人の安川津造(北見治一さん)は、お爺ちゃん呼ばわりされることを嫌う性格で、事件と無関係と思われた。

竹本と澤村は201号室の吉本夫妻のもとを訪ねようとしたが、吉本(稲吉靖司さん)と夫人の吉本敏江(藤江リカさん)は仕事のことで喧嘩していた。

202号室住人の森田一彦(安藤一夫さん)は、「たすけて」の紙について関係ない素振りを見せた。

203号室住人のOLの伊藤久子(鈴鹿景子さん)も、事件については何も知らなかった。

204号室の住人はOLと学生の姉妹で、事件について終始笑っていた。

竹本と澤村は部屋から変な物音が聞こえたことから、森田に容疑をかけていた。

竹本は空き家の調査と森田の捜査のため、管理会社の南郷不動産に向かい、社長(池田鴻さん)から森田についての詳細を聞いた。

森田は城南大学の4年生で、2年前(1981年)の4月から入居していた。

森田は毎年夏休みに故郷の福岡に帰郷していたが、今年は就職問題で帰郷していなかった。

社長は契約者として約束を守ればいいため、森田の性格までは知らなかった。

竹本と澤村は103号室の鍵を入手し、中に踏み込んだが、中には何もなかった。

澤村は「たすけて」の紙をイタズラと思っていたこと、森田に容疑をかけたことは勘だった。

何も容疑が無かったため、これ以上の捜査は不可能な状態となった。

竹本は「たすけて」の紙をSOSと思っており、単独で張り込むとした。

早朝になり、澤村は竹本との張り込みの交代を申し出た。

「たすけて」のティッシュペーパーからは指紋が検
出されず、ティッシュペッパーとキャラメルは大量販売品だったため、販売ルートの追及が不可能だった。

西條は壁の薄い小さな緑荘で、人間を監禁するのが不可能と予測し、99%イタズラと思っていた。

澤村は竹本に、森田が部屋に引きこもっていること、他の住人も異常が無いことを連絡した。

巡回中の巡査(伍代参平さん)がゴミ出し中の安川に、事件について質問してしまった。

竹本は巡査に、張り込みが秘密であることを理由に、安川に公然と質問したことを注意したが、そこに「たすけて」の紙が再び降ってきた。

竹本は緑荘に直行したが、森田はノックに反応が無かった。

201号室住人の敏江が、頭から血を流して部屋から出てきた。

吉本は敏江を殴ったことを正直に認めた。

伊藤は敏江を手当てし、敏江は済生会中央病院に搬送された。

澤村は七曲署に戻った直後、事件の連絡で済生会中央病院に直行していた。

敏江の傷は軽く、精密検査の結果が良ければすぐに退院できる状態だった。

敏江は花瓶が棚から落ちてきたことによる傷と言っていた。

吉本は敏江を殴ったと自白していたが、敏江は吉本の泥酔による勘違いと認識し、訴える気が無かった。

敏江は「たすけて」の紙を書いたことについて否定した。

西條と竹本はレストラン「ジロー フィオーレ」にて食事をしながら対談していた。

竹本はただのイタズラの場合、一度目で竹本が捜査した際、重大さに気付いて諦めるはずと考え、森田を疑っていた。

藤堂から、工藤弥生(8歳)という少女の誘拐事件の発生の連絡が入った。

工藤夫婦が連絡を躊躇したため、通報が一日遅れており、弥生は昨日の午前8時に通学したまま消息を絶っていた。

竹本は昨日の午前930分に「たすけて」の紙を拾ったため、弥生のSOSの可能性が強かった。

新聞の活字を切り抜いて作られている脅迫状の内容は、700万円の要求で、工藤夫人の工藤里美が昼に郵便受けに入っているのを確認していた。

犯人からの連絡は一度もなく、困り果てた両親が七曲署に通報していた。

竹本は、誘拐犯が弥生を誘拐してすぐに緑荘に連れ込んで、すぐに「たすけて」の通報をされたこと、捜査員が緑荘を張り込んでいたことから、森田を怪しんだ。

澤村はオートバイで出発する森田を尾行した。

工藤夫妻は建売住宅の頭金として700万円を用意した頃に、脅迫状が入ってきていた。

工藤夫妻(篠田薫さん)は山村に、弥生を返すように懇願した。

700万円は会社の住宅建築資金から出ていた。

山村は西條に工藤浩の上司の名刺を渡し、情報がどこまで知れ渡っているのかの捜査を、井川に「たすけて」の字と弥生の作文の字の筆跡鑑定を依頼した。

森田は大学の友達と話した後、薬局に行き、傷薬を2本購入した。

「たすけて」の字は崩れていたため、両手を拘束された状態で書いた場合、弥生の字と思えないこともなかった。

脅迫状の指紋は徹底的に拭われており、森田と700万円の関係性も浮かんでいなかった。

竹本は帰宅中の伊藤を発見し、喫茶店で森田について尋ねようとしたが、伊藤は森田について知らなかった。

竹本は伊藤の行動に感謝した。

伊藤は森田と駅前で会い、声をかけたとき、黙って通り過ぎてしまったことから、偏屈という感想を持っていた。

伊藤は失業中だった。

森田は深夜、大きな包みを持って緑荘を出発した。

竹本と澤村は森田を尾行したが、森田は森林に行き、穴を掘っていた。

包みの中身は死亡したウサギだった。

森田は4日前にどこかで飼われていたウサギをオートバイで撥ねてしまい、なんとか傷を治そうと手を尽くしたが、死亡してしまっていた。

誘拐犯から返事が全く来ていなかった。

西條と竹本は会話中、住人の3日間の食事を捜査し、1人前多く注文しているところに弥生がいるのではないかと思いついた。

西條と竹本は中華料理屋の出前持ちに接触した。

注文は2人前のラーメンで、注文者は203号室の伊藤だった。

伊藤宅には客が来ていなかった。

山村は弥生の誘拐犯が、何も言っていないことが気になった。

藤堂は700万円という金額から、誘拐犯が現金に早急に入手したかったと予想したが、会社の経理課長、不動産業者、工藤夫婦いずれも700万円のことを外部に話していなかった。

関係者以外で700万円を知っているのは弥生のみだった。

井川は近所の友人の聞き込みから、友達がいなくなるからという理由で、弥生が新居に引っ越すのを嫌がっていたという情報を得ていた。

弥生が令子に連れられ、工藤宅に戻っていた。

弥生は親友の家の勉強部屋に隠れており、離れだったために誰も気づかれていなかった。

弥生は親友と2人で脅迫状を書いており、新居に引っ越せば両親が遊んでくれないと嘆いていた。

工藤夫婦は引っ越しの考えを取りやめた。

竹本は伊藤が弥生以外の何物かを監禁していると推測していた。

西條と春日部と令子は2丁目の放火事件に、澤村は伊藤の捜査に向かうこととした。

竹本は南郷不動産社長から、伊藤についての情報を聞いた。

伊藤は家具店、ブティック、町工場の事務と職を転々としていた。

伊藤は1年間働き、3ヶ月を失業保険で暮らす生活をしていた。

伊藤はニュースで弥生の事件のことを知った。

伊藤の同僚は、伊藤について根暗、一人が好きという印象を持っていた。

伊藤は鈴江組倉庫の屋上に登り、飛び降り自殺をしようとしていた。

通りすがりの者が伊藤を目撃し、七曲署に通報した。

伊藤は今にも飛び降りそうで、誰も接近できない状態だった。

藤堂は井川と令子を現場に向かわせ、竹本に原因の捜査にあたらせた。

澤村は緑荘の203号室に、ドアを壊して強引に突入した。

井川と令子は倉庫の屋上に到着し、伊藤を引き止めようとしたが、効果が無かった。

竹本は澤村と合流した。

紙に「たすけて」と書いたのは伊藤であり、伊藤は注文したラーメンの1つを捨てていた。

伊藤は寂しさのあまり、時々2つラーメンを注文することがあった。

竹本は澤村を連れ、倉庫の屋上に向かった。

伊藤は竹本に声をかけたことを嬉しく思っていたが、いつも一人で、他人に楽しくないと陰口を言われたため、街の祭りにも行っていなかった。

竹本は飛び降りた伊藤の腕を間一髪引っ張り、説得して引き上げた。

伊藤は帰郷し、夏祭りを楽しむと言っていた。

 

 

*脚本の亜槍氏らしい、比較的平和な作風。

*色々な事件が発生するが、どれも大事件でなかったのは「本日多忙」を思わせる。

*事件はいろいろな予測が立てられるものの、確証がない厄介なもの。

*「早朝の通報がイタズラで良かった」と言うブルース。この台詞は以前「すご腕ボギー」でラガーが言っていた。

*安川の説教を黙って聞いているブルース。後期だったら「なんちゅう野郎だ」などと言っていそう。

*吉本夫妻の表札は所持しているDVDが低画質のせいか判別不可能。夫が「?夫」、妻が「?江」(としえと言及されているため、当て字にした)とまでは読める。

*緑荘の住人はバラエティーに富んでいる。

*今回の池田氏の役は不動産屋の社長。

*誘拐と監禁の可能性を信じて張り込むラガーと、論理的な視点でイタズラと予測するドック。

*ブルースはあくまで森田の容疑から、緑荘を張り込んでいた。

*生前のロッキーとマミーは盛大に喧嘩したことがあるそうで、マミーは吉本夫婦に同情的。

*ドックとラガーの食事はパスタ。

*「女性は怖い」と言ってマミーに釘を刺されるボギー。

*「ラガー刑事のテーマII」が流れるのは今回のみ。

*「祭りに行きたい」と言うラガーに、「行動が毎日祭り」と返すボス。

 

 

キャスト、スタッフ(敬称略)

藤堂俊介:石原裕次郎

西條昭:神田正輝

春日部一:世良公則

竹本淳二:渡辺徹

澤村誠:又野誠治

岩城令子:長谷直美

 

 

伊藤久子:鈴鹿景子

安川津造:北見治一、吉本敏江:藤江リカ、吉本:稲吉靖司、南郷不動産社長:池田鴻、森田一彦:安藤一夫

巡査:伍代参平、藤野ゆき、原田千枝子、藤悦子、工藤浩:篠田薫、酒井真理子

大山尚雄、田中道代、菅野勝浩、西川多恵子、野川ひとみ

 

 

井川利三:地井武男

山村精一:露口茂

 

 

脚本:小川英、亜槍文代

監督:山本迪夫

説教 選ばれて光栄です。あなたに選ばれたらもっと光栄です。

運命鑑定家の檜原有輝です。
実家でも、あれやこれやと、
ゆっくり出来ていないので、
ちょっと一人になりたい本音です(笑)
みなさま、
「過保護のカホコ」を観ていますか?
娘がハマっていて、つられて観ていると
私も大ハマりしてしまって毎回、泣く
最初は、カホコのお馬鹿ちゃんぶりが酷くて
あり得ないと感情移入があんまり出来ませんでした…
そして、はじめくんの説教臭さも無理矢理感がある…
しかーし、
さすが遊川さんの脚本です。
ちゃんと愛をえぐってます、深く。
家族に恵まれて育ったカホコと、
家族に恵まれず育ったはじめが、
それぞれの環境を受けとめ、すれ違い、
また理解をしよう、と努める姿が愛しい。
家族って難しい。

親子でも、他人でも、
違う人間ですからね。



私の夫は、施設で育ちました。
親はいませんし、愛を知りません。


私は親は、いますけども
複雑な環境で育ちました。


家族がいない寂しさも埋めてきた辛さ。
家族を否応なしに守っていくべき辛さ。


それぞれの辛さがあるのですよ。
どちらが上でも下でもなく、
どっちも辛いと思うのです。

二人は、カホコのママから
貴方たちは、生きていく世界が違うのだから!と
交際を反対されてしまいます。


私も…それは思いますね。


初めの家族って、人生の土台なのです。


最初に与えられた社会が不安定であれば、
生きていく上でハンデは大きくなります。

それは、
栄養のない土の上に、実る草木は痩せ細り、
無理に成長をしても、生死をさらされた幼少期は、
後々にも大きく影響をして伝わっていくでしょう。

それでも生きていかなくてはならない。
これが天命です。


しかし感情としては、天命を簡単には受けとめられず
他人の愛(栄養分)を分けてもらえる幸せを感じると同時に、
他人の愛を分けてもらわなければ、生きていけない惨めさ。

この矛盾に苦しむのです。


愛を欲する自分を見ないように、悟られぬようにと、
強く生きてきた、はじめくんの心はよくわかります。
二人が
相反して惹かれあう気持ちもわかります。
ドラマとしてはハッピーエンドでしょう。
しかし、おそらく現実においては
「土台が築けなかった不安定な心」は
ずっと続くのですよ、結婚をしても。
カホコの甘えが、今後もずっと続くと
はじめくんの心はいずれ壊れてしまう。
こういう恋愛パターンの
夫婦離婚はよくあります。
はじめくんの心が破裂しなければいいな、と
いつも思って皆様とは違う目線で見てます。
でも、それでも報われる
ハッピーエンドを見たいという矛盾(笑)
現実とは違う願い希望を、よりリアルに
叶えられるのが、映画やドラマですからね。